日本で唯一、駿河湾だけで漁獲される「桜えび」
桜えびの春漁期(3月下旬〜6月上旬)を迎え、由比港に水揚げされた桜えびが、翌日、富士川河川敷に天日干しされている風景を見ることができます。
桜えびとは?
体長40mm前後の小さな海老ですが、健康に嬉しいたくさんの栄養素が含まれています。
また、やわらかい殻ごと食べるのでカルシウムもしっかりとれて、風味豊かで美味しい食材です。
桜えびの天日干しを見るために
今回は、「桜えびの天日干し」が見られる富士川河川敷を目指してサイクリング。
途中にある富士市と清水区間の富士川両端を結ぶ「新富士川大橋」は、全長1,553m。
橋の真ん中で富士山を眺めて一休み。
橋を渡り、しばらく場所を探しながら進むと、ピンク色の絨毯「桜えびの天日干し」が見えてきました。
富士川の河口付近の河川敷に降りていきます。
天日干し作業
天日干しは手作業で、桜えびを広げていきます。
富士山を背景に、桜えびの天日干し風景は絶景です。
作業をしていた人に挨拶をすると、桜えびを狙う鳥退治などの話をしてくれました。
交代で見張り、ベルを鳴らしたり手作りのゴム銃で威嚇するそうです。
「見ててごらん」と、桜えびを狙うカラスを見つけて素早く小さな石ころを拾い、ゴム銃で飛ばします。
さすが熟練の技!
遠くにいるカラスの威嚇に成功しました。こうした地道な作業で、特産品が守られています。
桜えびを天日干しするのは、昔から変わらない知恵、伝統です。
天日干しにより、長期保存が可能になり旨味もアップします。
桜えびに混じって他の魚を発見
桜えびの ヒゲ
天日干しの条件
- 前日に桜えび漁が出漁
春は3月下旬〜6月下旬、秋は10月下旬〜12月下旬
(天候等で休漁になる場合があります) - 天日干しを行う当日が晴天
(日曜、祝祭日は作業なし。加工業者の都合により行なわない場合があります) - 時間は午前7時頃から9時頃で、午後2時頃には回収
マップ
桜えびは静岡グルメ
道の駅で購入した「生桜えびのづけ」は、駿河湾産生桜えびを特製白醤油ダレに漬けた贅沢な逸品。
お酒のおつまみにもなります。今日は、あったかご飯にのせていただきます。
「沼津魚がし鮨 流れ鮨 富士宮店」で食べた「生桜えびの軍艦」
ここのお寿司は、ネタが大きく新鮮で美味しいです。
「桜えび」は静岡の究極の特産品です。
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