2024年10月19日現在、アサギマダラが静岡県富士宮市興徳寺敷地内の「四季彩の森バタフライガーデン」に飛来しています。
ステンドグラスのような美しい翅を持ち、優雅に舞うアサギマダラの姿を見に行ってきました。
四季彩の森バタフライガーデン
富士宮市下柚野(しもゆの)、大日蓮華山 興徳寺の敷地内にあるバタフライガーデン。
ここは小高い場所に位置し見晴らしが良く、フジバカマの花畑から富士山を見ることもできます。
場所は、柚野公民館や柚野中学校の近くで、看板があるので分かりやすく、少し坂を上り右手の第二駐車場に車を停め、四季彩の森小径マップで場所を確認。
ガーデンの中に入ると、早速、満開のフジバカマの中に蜜を求めて舞うアサギマダラを見つけました。
3〜4頭飛んでいます。
アサギマダラがフジバカマに止まり、蜜を吸う様子をうかがいながら、そっとそっと近づきます。
マーキングしているアサギマダラを発見!マーキングしているアサギマダラは初めて見ました。
どこから来たのでしょう。
(しもにた・GN216・9.25と書かれているように見えます)
※「四季彩の森バタフライガーデン」では、マーキング禁止となっています。
アサギマダラ
アサギマダラは、主にアジアを中心に分布。
季節により長距離移動をする日本で唯一の渡り蝶として知られ、旅する蝶と言われています。
アサギマダラの寿命は、幼虫の期間も含めて4~5ヶ月程度。
その寿命の間に、東北地方、九州、沖縄、台湾などを拠点に、春は南から北へ、秋は北から南へと移動します。
成虫の体調は約5〜6cm、羽を広げると10cmくらい。
オスとメスで外見に若干の違いがあり翅を閉じていれば区別でき、オスは後翅の下側に黒い斑紋があります。
アサギマダラの出没時間は、午前中から午後の明るい日中。
フジバカマ
アサギマダラが好むとされる秋の七草の1つ「フジバカマ」。
アサギマダラがフジバカマを好む理由を、ガーデンを整備されている「芝川ギフチョウ保護の会」の説明で知りました。
旅する蝶
今年の夏は猛暑で残暑も厳しかったけれど、ようやく空も吹く風も少しずつ秋を感じるようになってきました。
貴重なアサギマダラを見られるのは、この時期の数日間だけ。
非常に長い距離を飛ぶことで有名なアサギマダラ。2,000キロ以上飛んだという記録もあります。
次は何処へ飛んで行くのかな。
無事に長旅が出来ますように…
マップ
大日蓮華山 興徳寺
住所:富士宮市下柚野431
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